コロナ感染防止のため、多くの施設が来館・面会制限を行っています。
家族が自由に会えないなんて、寂しい世の中になってしまいました。
せめて、お声だけでも…と、時々ご家族にお電話を掛けています。
消毒作業や医療連携など、コロナを理由に業務が膨大になってしまいましたので、基本的には、時間のある時に、施設側からご家族にお電話をしています。
でも、ご入居者の皆さんには、「ご家族が、声を聞きたいってお電話をくださいましたよ」と受話器をお渡ししています。
ご家族のお声を聞くと、皆さん大変喜ばれ、表情もパッと明るくなります。
「電話、ありがとう。皆、元気にしてるの?大丈夫?私のことは、心配しなくても大丈夫よ」
受話器を握って耳・口元に保持するための筋力が弱い方でも、一生懸命受話器を持ってお話しています。
そして、お声は、すっかり『お母さん』です。
時には、「何?なんか用なの?元気よ!何かあったら施設の人が連絡するから、大丈夫よ!今みんなと歌番組見ながらお茶してんの。越路吹雪が歌ってんだから、用が無いならまたね!」と豪快に笑って切ってしまう方も。
そんな素っ気ない反応も、ご家族には「ちっとも寂しがってなさそうで、良かったです!」と、安心のご様子でした。
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